『地球を歩く』(33)

だから・・・
結論を一生懸命出そうと思って今さっきから考えてるんだけれども、
どこへこのNHKなみの教訓をもってきたらいいのか、
ただまぁね、
私の話にいくらかの救いようがあるとすれば、
今後アフリカの飢餓をご覧になった時に、
その写真を見ながら、
救援物資で毛布を送った、
色んなものを送ったんやが、
それはどこにきてんねやろう、
それから毛布がおそらく現地政府の人に渡される場面は出ると思いますよ、
だけどそれが本当に現場まで届いてるかどうかを、
画面見るだけで見ていただきたい。
それからコンデンスミルクを飲んでるかどうかね。
それから飢えてるはずのお母さんのお腹だけが異様に、
子供を含んで孕んでるかどうか、
とゆう風なことも見る。
とゆうように眼光炯々と鋭くなっていただきたい。
それぐらいのことは言えると思うんです。
それから緑滴るアマゾンの原野、
という字を見たら、
あぁこいつはあんまり知らんやっちゃなぁ、
のんきなやっちゃなぁ、
その緑の中に白いコカインが氾濫してる、
ジャングルが切られてるということに気がつかないで、
昔の開高さんみたいな甘っちょろいこと言ってるぞと、
ゆう風なことを考えといていただければ、
いくらか講演をした甲斐があるというのか、
結論めいてるというのか、
よく分からないんですけれども、
まぁよい質問にはすでに半ばの答えが含まれている、
とゆう考え方をするならば、
私の話がもしよい質問であったならば、
どこかに答えが半分は含まれてるんで、
それは今晩家へ帰って、
お風呂入るか、
トイレ入った時によく考えといていただけたらと思います。
えぇエラい長々とあっち曲がったり、
こっち曲がったりと、
行き当たりばったりでまとまりの無い話で、
恐縮でした。


『地球を歩く』おわり

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