『地球を歩く』(20)

ところがこれがご存知のように麻薬中毒の…
北米大陸があるし、
全世界へ持ち出されていく。
それからコカインは麻薬だけであるだけではなくて医療品でもあるんで、
正規の病院が正規のルートで手に入る麻薬だけでは
手術の分量に追っつかない、
ということを医者に聞かされたことがあるんです。
それで闇で売りにくるモルヒネだとかコカインだとかに手を出して
病院が買わなければならない。
そうでないことには手術が出来ない。
そうゆうこともあるということを医者がボソボソ言ってましたけども。

そのコカの木を栽培するわけです、
インディオがね。
それにコロンビア国は貧しいんで、
あそこは美女、
美しい女ですね、
美女とバナナとエメラルドとコーヒー、
これだけなんです。
アメリカのマフィアが金を出して、
それでコロンビアのヤクザが絡んで、
それがインディオと一緒になって、
奥地でコカの木の栽培をしてやっとる、
こう言うんです。
で小型飛行機でどんどん運び出してきて、
マイアミへ持っていく、
で全世界に配られていく。
こうゆうわけなんです。
でアマゾン領土内ならどこでも出来る。
上空から見てケジメがつかない。
いちいち川から入っていかなきゃならないけども、
あの止めどないジャングルだからみんな二の足を踏む。
その前に警官が買収される、
税関が買収される、
大物に限ってごっそり買収されるとゆう風なんで、
エラいことになってしまう。

一説によるとコロンビア国は、
正規の輸出品で稼いだドルと同じぐらいの金額、
もしくはそれ以上がコカインの密輸出で動いてると言われるんです。
と言うとどうゆうことになるかと言うと、
大統領以下乞食までがですね、
使ってる金の半分がキレイなお金、
もう半分は汚れたお金、
こうゆうことになる。
こうなると一体汚職という概念が成立するかしないか、
という問題が出てくるんですけれども。
そこまできてる。

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